キャリア・カウンセラーの濱野です。
自分以外の誰かに、
思いついたことを話した時
仕事の依頼をした時など、
相手から
「紙で書いて欲しい」
「メールで送って欲しい」
と言われることがあります。
そして、
いざ話したことを文章にしようとすると、
なかなか、伝わるような文章が書けなくて苦労した。
そんな経験は、ないでしょうか?
相手に、自分の意見を、ぱーっとしゃべっている時には、
わかったような気になるし、
俺、いいこと言ってるな・・・
一度言ったらわかってよ・・・
なんて思うこともあるけれど、
いざ、きちんと伝わるような、文章を書こうとすると
ひと苦労します。
それだけ、自分ひとりで、頭だけで考えていることは
曖昧な状態であり、整理できていないと言えます。
その曖昧で整理されていない状態が、
昨日のブログで書いた
「紙に書かずに、頭だけで考えていると、思考がグルグル回る」
ことの、一因ではないかと思います。
頭をフル活用して疲弊するわりに、答えや結論に至らず
脳力の浪費をしてしまった状態といえます。
頭に浮かんだことを、その場で書き留めることや
頭で考えるだけでなく、いったん書き出してみること。
これらは、脳力の浪費を抑え、
限られた脳力に空きを作り、
もっと有益なことに活用する余地を与える。
1回1回は微差かもしれないけれど、
それが日々積み重なって、
1年後、2年後・・・10年後
有益なことに、空いた脳力が活用されることで、
今とは明らかに違う自分に
作り変わっているのではないでしょうか。