【私自身のスキルアップの行動記録】
日経BP社の「アフターデジタル」藤井保文さん、尾原和啓さん共著 という本を読んだ。
初版が発売された1年程前に初めてこの本を読んだ時には、「こんなすごい世界があるんだ!」「中国って進んでる!」という、まだ実感を伴わない憧れのような感覚をもって読み終えたことを覚えている。
あれからたった1年、世の中が劇的に変化した。
デジタルとか、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が世の中に浸透してきたこと、さらには、
日本ではもっと時間をかけて拡大すると思われていた、時間や場所に縛られないリモートワークや、オンライン・オフラインを意識しない購買習慣等が、コロナの影響で急激に進行し、アフターコロナでは、これがさらに加速するのは、ほぼ間違いない流れとなった(と思っている)。
これだけ不連続な変化が社会ですでに起きた以上、今後もデジタル化が加速するのは、おそらく間違いない流れである以上、
私自身のキャリアへの影響、企業で働く方(カウンセラーにとっては、相談に訪れる方)のキャリアへの影響は、無視できるものではないことと考える。
つまり、すべてがオンラインになった世界を想定して、自身のキャリアを軌道修正していくことが、必要になってくるものと思われる。
できるなら、この波に巻き込まれてからではなく、先手を打ちたい。少なくとも、私に関わりをもつ方には、先手を打って欲しいと思う。
そういう意味で、同じ書籍でも、1年前とは、まったく異なる読み方となった。
衝撃を受けたというか、目から鱗で気付きの量も格段に多く、より現実感をもって自身の仕事への影響として捉えることがができた。
私自身のアンテナの感度が高まったからだろうし、読みながら感度が高まっていくことを実感した。
もし、まだ読んでいないようであれば、是非よんで頂きたい一冊です。
断片的ではあるが、書き残しておきたいことを以下に記しておく。
世界の変化において一番重要なことは、「オフラインがなくなる世界の到来」
米国の一部、中国都市部、一部の北欧都市では、すでにオンラインとオフラインの主従が逆転した
ハイタッチ(人接点)・ロータッチ(リアル接点)・テックタッチ(デジタル接点)
OMO(Online-Merge-Offline)が、アフターデジタル時代における成功企業が共通でもっている思考法 → リアルとデジタルを分ける時代の終焉
オンラインとオフラインは既に溶け合って違いはなくなりつつ考えるのが当たり前。顧客はチャネルで考えず、その時一番便利な方法を選んで購入したいだけ
データをフル活用し、プロダクトとUX(顧客体験、ユーザーエクスペリエンス)をいかに高速で改善できるかどうかが競争原理になる
中国で無人コンビニが急拡大した背景 → コンビニ業をやりたいわけではない。リアル店舗での購買行動を録画し、データとして蓄積して分析することで、行動導線、悩む時のタイミングなど、リアル購買行動データを解析して、コンサルティングのような存在を目指すビジネス (この発想が、すごい!)
日本では、オフラインにあるものを、無理やりオンライン化する傾向にあるが、発想が逆。
日本は、デジタルを「付加価値」として活用しようとするケースが多い。これからはデジタルは付加価値ではなく、これからのビジネスの基盤であり、「起点にすべきこと」
・・・ など