【キャリア共奏 第0060号】

キャリア・カウンセラーの濱野です。

以前にも書いたかもしれませんが、未来には、すでに起こった未来と、未知の未来があります。

例えば、日本の人口減少、そして少子化/高齢化による労働力人口の減少は、間違いなく起こります。

これは、確実に訪れるので、すでに起こった未来です。

そして、AI(人工知能)によって、人間が行う多くの作業が自動化される。

これも、確実なので、すでに起こった未来です。

つまり、これまでの世の中の状況や統計から考えて、確実なことは、すでに起こった未来と言えるでしょう。


でも、なんとなく、まだ起こっていないからというだけで、根拠もなく、「まだ大丈夫」と思う、思いたいのが、私達人間なのだと思います。

ただ、残念ながら、すでに起こった未来は、その時は、確実に訪れるのです。

キャリアについていえば、「すでに起こった転機」と言えるかもしれません。


確実に起こる未来に手を打たなければ、転機は、必ず、急に、訪れるものだと思います。

でも、「すでに起こった未来」に思いを馳せ、未来を想像することができれば、

すでに起こった未来は変えることはできないけれど、「転機」は回避できるかもしれません。


危機感を煽るつもりは毛頭ないけれど、

起こることがわかっていることに、何か手をうつのか、うたないのか。

ここから先は、自分しだい、自己責任だと思います。

必ず、急に、訪れる転機を待って、おこってから考えるのか、

この週末に考えるのか

自分で決められることができる未来だと思います。