キャリア・カウンセラーの濱野です。


昨日は「自己の変革」に関連して、

私たちをとりまく環境が、
これだけ激しく変化している中で、
自分だけは変わらない、
同じ状態を維持できる
と考えるのは、無理がある。

今の生活、今の仕事に
何も不満がないとしても、
とりまく環境変化に適応して、
自分を変えていかなければいけない

ということをお話ししました。


とりまく環境変化に適応して、
自分を変えるためには、
大きく、2つの要素があると思います。

一つ目は、
 あたり前かもしれないけれど、
 環境変化に敏感になること。

二つ目は、
 自己変革に普段から継続的に
 取り組むこと
 そして、環境変化を自己変革に
 取り込むこと。


今日は、一つ目の
「環境変化に敏感になること」
について、お話しします。


環境変化が自分に、
自分の仕事にどう影響するかを
予想するには、
どうしたら良いでしょうか?

例えば、AI(人工知能)やRPA。
ちょっと聞きなれない言葉ですが、
ざっくり特徴を書くと、こんな感じです。

・AI
 人間が行っている判断業務を
 自動化できる可能性がある技術。

・RPA
 人間が行っている事務作業を
 自動化できる可能性がある技術。

つまり、
AIやRPA等の技術トレンドを
日々、おっかけていけば
今やっている仕事が、
しばらくは残るのか、
自動化されて無くなってしまうのか

取り巻く環境の変化を、
先読みして、対処できる可能性がある
ということです。


上記では、
環境変化の例として
技術トレンドをあげましたが、
政治的、経済的な動向も、
環境変化の一つであることは自明です。

だから、是非、普段から
様々なニュースや情報に触れて、
自分を取り巻く環境変化に
敏感になって欲しいと思います。


その際に、
日々の膨大な情報をがむしゃらに、
収集して、その中から
自分に関係する情報、影響を与える情報を
取捨選択するのは難しいものです。

このブログの第0114号、第0115号
「ヒトのアンテナの仕組みについて」
で書いたように、
何かアンテナが立っていないと
必要な情報が、効果的には集まってこない
ものです。

自身が所属する、業界、業種、企業、
あるいは、
ご自身が取り組んでいる仕事などに絞って、
つまりアンテナを立ててから、
自分に関係するであろう情報、
影響を与えるであろう情報を、
継続的に集めてみてください。

環境変化に敏感になるためには、
「継続的に」情報を集めること
そして変化に気付くことが
ポイントだと思っています。