キャリア・カウンセラーの濱野です。


昨日の縦方向に続き、今日は、

横方向の自己変革を継続的に
行っている状態のなかで、
環境変化に先んじて
次の一手を打つこと

についてお話したいと思います。


■横方向の自己変革とは何か?
一昨日のブログでお話しした通り。

目標やありたい姿が明確でない場合に
様々なことにチャレンジして、
自分の可能性を広げたり、
偶然の出来事から、
新たなチャンスを掴んだりすること。

あるいは、

目標やありたい姿は明確だけど、
前進するのではなく、
あえて、横道にそれて
新たな刺激を求めたり、
自分の幅を広げようとチャレンジすること。


■前者の
「偶然の出来事から、
 新たなチャンスを掴んだりすること」

例えば、

今の仕事を続けるべきか悩んでいたら
偶然、友人から仕事を手伝わないかと
誘われた。
今の仕事と平行して、仕事を手伝って
みたら、すごくやりがいもあった。
ただし、スキルが足りないため、
半年、学校に通って勉強した上で、
転職した

などが一例です。

書籍:その幸運は偶然ではないんです!
   J.D.クランボルツ
   ダイヤモンド社

に、様々な事例が掲載されていますので、
お時間があれば、是非読んでみてください。

キャリア関連の勉強をされた方であれば、
聞いたことがあると思いますが、
「計画的偶発性」に関する本です。
(プランド ハップンスタンス)

事例を使って、誰でもわかり易いように
説明されています。


■後者の
「新たな刺激を求めたり、
 自分の幅を広げようとチャレンジすること」

例えば、

地域の交流などもそうです。
最近では、MBAよりPTAという
言葉もあるようですね。

越境学習などもそうです。

自分のいごこちの良い環境にだけ
留まっているのではなく、
異なる分野の勉強をしたり、
異なる分野の方と一緒に
ディスカッションできる場に参加する

などもそうだと思います。

書籍: 時間と場所を選ばない
    パラレルキャリアを始めよう!
    法政大学 石山 恒貴教授

などを参考に読んで頂けると
良いかと思います。


■このように、

横方向の自己変革のチャレンジを
そのままチャンスに変える

あるいは、

チャレンジした経験を
縦方向の自己変革(目標達成)に活かす。

これが、
自己変革に普段から継続的に取り組み、
環境変化を自己変革に取り込む
ことだと考えています。