キャリア・カウンセラーの濱野です。
これだけ変化の激しい時代だからこそ、
自己変革が大切なことは頭ではわかる。
でも、なかなか実行に移せないもの。
これを踏まえて、今週は、
「何が、人に変化を拒ませるのか?」
について、考えています。
今日は、三つ目。
「失敗をマイナスと捉えるマインド」
です。
「失敗」と聞くとどう感じますか?
子供の頃に、失敗すると怒られた
上司に、叱責された
そんな経験を思い出した方も多いかもしれません。
仕事では、
やるべきこと、やるべき手順を踏まず、
あるいは、ルールを守らず、
その結果として起こったミスは、
叱責されることもあるでしょう。
この場合、以下のように、
失敗すると、例えばお客様や会社に
なんらかのマイナスが起こるので、
それを回避するために、手順やルールが
決められているからです。
失敗 ←--- 0 ---→ 成功
(マイナス) (プラス)
でも、これはチャレンジしたことによる
失敗とは、意味がまったく違います。
幼児のころ、
初めて歩いた時、転んで怒られましたか?
初めて自転車に乗った時、転んで怒られましたか?
親は、チャレンジすることを喜び、
励まされたのではないでしょうか。
そうです。チャレンジによる失敗は、
成長するために、成功するために
必要なことなのです。
この場合、以下のように
失敗は、成功・成長するための
過程と言えると思います。
成功と反対方向(マイナス)に位置するの
ではなく、成功と同一方向(プラス側)
に位置するのだと思います。
0 --失敗--失敗--→ 成功・成長
(ゼロ) (プラス)
チャンレンジ(自己変革)による失敗は、
恐れるものではない。
何もチャレンジせず、
チャンスを逃してしまうことこそが
恐れるべきことなのだと思います。
失敗は、成功・成長に向かっている証、
チャレンジした人だけが貰える、
ご褒美なのではないでしょうか。