キャリア・カウンセラーの濱野です。
キャリアについて真剣に考える人の不安の
大きな要因の一つとして、
「選択肢をもっていないこと」
が上げられると思います。
特に、特定の組織で長い間、目の前の仕事に
一生懸命に取り組んでこられた方で
あればあるほど、
「選択肢をもっていない」
という傾向が強いのではないかと思います。
仕事に一生懸命になること
それ自体は、とても尊いことだと思いますし、
そうあるべきだとも思います。
ただ、だからこそ
キャリアに関する選択肢について、
考える時間をとってこなかったのではないでしょうか。
ここで質問です。
「今、そこで働くことを、
自分自身で選択していますか?」
「来月から、そこで働けなくなった時、
別の選択肢をもっていますか?」
いずれも、ノーと答えた方は、
自分自身のキャリアの選択肢がないことの
不安すら、これまで感じてこなかった
かもしれません。
でも、企業が終身雇用・年功序列の継続は
もう限界である、つまり、
組織は、あなたのキャリアを保証できない
と言い始めて久しい現在において、
「自分のキャリアを選択していない」
「将来のキャリアの選択肢をもっていない」
あるいは、
「キャリアの選択肢を増やすための
取り組みを何もしてこなかった」
としたら、これはもうリスクでしかありません。
組織が、あなたのキャリアを保証できない
と言っている今、
まだ、あなたは自身のキャリアを組織に
預けっぱなしでいますか?
それとも、自身のキャリアを、
自分自身で選択できるように、
あるいは、
キャリアの選択肢を広げることに
取り組んで、
あなたのキャリアを、あたなの元に取り戻しますか?
どちらの人生を選ぶかは、あなた次第だと思います。