キャリア・カウンセラーの濱野です。


前号、前々号に続き、
キャリアの選択肢を広げることについて
考えていきたいと思います。

■前々号では、
今の業務領域でのスキルや経験をコアとして、
活躍できる領域(選択肢)を拡大する
アプローチ 
→ 円を外に広げていくイメージ

■前号では、
今の業務領域での強みにフォーカスして、
その強みを活かせる別の仕事に
活躍できる領域(選択肢)を新たに作る
アプローチ
→ 強みで重なる二つの円を作るイメージ

■今日は、
今の業務領域とは、まったく別の
活躍できる領域を、新たに作る
アプローチについて考えていきます。
→ 重ならない二つの円を作るイメージ


地域活動、越境学習、副業・複業等、
様々な方法があると思います。

今の業務とは異なるところで
活動することで、
まったく違うスキルが鍛えられ、
まったく異なる人から刺激を受けます。


普段使っていない筋肉を
鍛えると筋肉痛になるようなもの。
いったん筋肉痛にはなりますが、
それを過ぎると、以前より
動きやすい体に変わることができます。

これと同じように、
異なるところで活動して鍛えられた
スキル、人的ネットワークは、
今の業務にもプラスに影響することが
期待できます。


ここまで紹介させて頂いたアプローチで
選択肢を広げることで、
キャリアに関する不安の要因の一つである
「選択肢をもっていないこと」
を克服することが可能になります。


組織に依存することができない現代、
今の業務領域、目の前のことだけに
100%を注ぎこみ、
気づいたら選択肢をもっていなかった。
この状態は、リスクでしかありません。


紹介した三つのアプローチの
やりやすいものを選んで
取り組んで欲しいと思います。

自ら働きかけて、選択肢を広げていくことで
安心感が生まれ、新たな気付きが生まれ、
今の自分にもプラス、
未来の自分にもプラスの影響が得られると
思っています。