【キャリア共奏 第0013号】
キャリアカウンセラーの濱野です。
何かに迷って決断を後回しにしている間、「モヤモヤした感じ」「どこかスッキリしないような感じ」が続くことはないでしょうか?
例えば、
誰かに誘われて、断ろうかどうしようか迷って、考えるのが面倒になって後回しにしたり
断ることは決めているのに、相手がどう思うか悩んだ末に、返事を後回しにしたり
ネットで見つけた本を買おうかどうか迷って、結局決めずに、後回しにしたり
些細なことを含めると、決断しなければいけないことが、日々たくさんあるなかで、決断せずに後回しすることのマイナス影響は、とても大きいと私は思っています。
「後回しにしよう」と決めて、スパっと切り替えられたら、そして忘れられたらいいのでしょうけど、私自身には、なかなかそれができないようです。
「早く返事をしなきゃ」、「早く決めなきゃ」といった考えが、ずっと頭のどこかに残ってグルグルまわって、ふとした瞬間に思いだしてしまいます。
結果として、上で書いたようなモヤモヤした感じ、どこかスッキリしないような感じにつながります。
さらに、何か大切なことを考えようとしても、頭のどこかに残っているのでしょう、集中できなくなります。
みなさんは、そういったことはないでしょうか?
私の場合は、この状態が苦手だし、他のことが手につかなくなるので、回避するようにしています。
一つ目は、「決まっていることは、すぐに行動して、スパッと忘れる」です。
例えば、
「誰かに誘われて、断ろうかどうしようか迷っている時」って、たいがい答えは決まっています。
「断ることは決めているのに、相手がどう思うか悩んでいる時」、結局いつか断ることは決まっています。
つまり、もう決まっているのです。
それなら、なるべく後回しにせずに、早く手放して、スッキリと次のことに取り掛かったほうが良いと思っています。
二つ目は、「結果はどうであれ、スパッと決めて、行動してしまう」です。
「ネットで見つけた本を買おうかどうか迷っている時」、値段にもよりますが、できるだけ、迷わず買うようにしています。
例えば、1000円の本を買って、それが失敗だったとしても、「迷っている時間」を失わずにすみますし、その後に、モヤモヤした感じ、スッキリしない感じが続かないので、大切なことにもっともっと集中することができます。
「時間を失わなかったこと」「大切なことに集中できたことで上がった生産性」は、おそらく1000円どころの話ではないと、私は思っています。
何かに迷った時、なるべく早くどちらかに決めて、行動して、手放してみる。
これによって、「モヤモヤした感じ」「どこかスッキリしないような感じ」からは解放され、次の行動までのスピードがどんどん早くなっていく新たな感覚が、実感できるのではないかと思います。