【キャリア共奏 第0023号】
キャリア・カウンセラーの濱野です。
昨日は、
思いついたアイデアや、誰かにお願いした仕事など、頭で考えていることを言語化してみると、
行間の曖昧さに気付き、自問自答が始まり、
行間に具体的な言葉を補っていく、言葉を創り出していく過程で、曖昧さが解消していく。
というお話しをさせて頂きました。
今日も言語化について、続けます。
頭で考えたことの他に、心配や悩みといった、自然に沸き起こってくる感情についても、同じことが言えるのではないかと思います。
「明日、お客様にうまく説明できなかったらどうしよう」
「先輩にあんなこと言ってしまったけど嫌われたらどうしよう」
・・・
いったん不安になると、様々な心配や悩みが頭にグルグルと浮かんで、波状攻撃のように、不安がどんどん広がっていく。
そんな感覚を経験をしたことはないでしょうか
これが、夜中に始まると、漠然とした不安が、どんどん膨らんで、なかなか眠れなくなってしまう。
そうなると、次の朝の目覚めは最悪です。
このようなケースでも、やはり言語化が、私にとっては強い味方になります。
自然に沸き起こってくる感情、頭の中で広がった不安を、一つ一つ言語化してみる。
そうすると、漠然とした不安が、言語化する過程で具体化されていき、
「思っていたほど、心配することではないんじゃないか」
「今あれこれ考えても仕方ない。明日の朝に会ったら、謝まってみよう。」
など、
取り越し苦労に気付いたり、今考えても仕方ないことに気付いて、ある意味、割り切ること、安心することができます。
いったん、漠然としたものを言語化することで、自分の中から切り離されて、横に置いておけるようになる。
そう表現したら、いいでしょうか。
つまり、頭で考えたことにしろ、自然と沸き起こってきた感情にしろ、
それらを言語化する過程で、自分自身を客観視できるようになり、自分自身をより深く理解できるようになる。
そんな効果が、言語化にはあるのだと思っています。
だから、このブログを書くということも、私にとっては、自分自身をより深く理解するための手段にもなっています。