【キャリア共奏 第0042号】
キャリア・カウンセラーの濱野です。
大宅邦子さんのエッセイ
「選んだ道が一番いい道」
を読んで過ごしました。
大宅さんは、ANAで65歳の定年まで飛び続けた伝説の客室乗務員とのこと。
今日の自分自身の心に響いた言葉を、できるだけ原文の通りに、書き記したいと思います。
きっと、今の自分に必要な言葉だから、あるいは信念として普段の自分が回している言葉に近いから、私のアンテナに届いたのだろうと思います。
もし、「この言葉、いいな!」と思える言葉がみつかたら、是非、書籍を買って読んでみてください。
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・変化には二種類あるかもしれません。「大きく変えることによる変化」と「続けることによる変化」
・選ばなかった道は、自分の道ではないのだから、忘れていいのです。そのかわり、これま歩いてきた道をいとおしみ、今歩いているこの道に心を据える。
・たとえ何千回とくり返したことであっても、決して慣れてはいけない
・すれ違ったら相手を見る。同じ挨拶をするのでも、しっかりと相手を見る。そうして、「小さなすてき」を見つけて、言葉にしてみる。
・偉い人になるより、やわらかい人になりたいものです。
・「あの頃は」と言いそうになったら「今は」と言い換える。これからもそんな自分でありたい。
・自分はまだ「完成品」ではない。そう思えば素直になれます。わからないことも教われます。どちらが年上かなんて、些末なことではありませんか?
・イライラは、口にしたとたんに大きくなります。自分の気持ちがとげとげしくなるばかりか、たとえ絶対に聞こえなくても、まわりのドライバーに伝わってしまう気がします。「お先にどうぞ、ごゆっくりどうぞ」
・実際に見てみなければわからないことは、たくさんあります。試してみましょう。出かけてみましょう。ドキドキしてみましょう。
・心惹かれる場所があった時には、行ってみたほうがよい。先延ばしにしていると何かが失われる。明日になったら一日だけ年を取る。それだけ、自分という一つの生命の鮮度が失われる。相手にすっかり慣れ親しんでしまってから改めて出会っても、恋に陥ることなどできない。
・自分たちは見てもいないのに、もうなんでも知っているように思っている。
・つらいこともありますが、永遠ではありません。放っておいても、時間は流れます。「いっとき」とつぶやけば、前を向いて踏んばれます。
・「自分が一番」と思った瞬間、心が老けます。「もっとよくないたい」と願えば若い心で生きられます。
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昨日のブログに書いた、
「今の自分のキャリアは、生まれてから今までの、全ての出来事、全ての出会い、全ての時間、全ての選択の結果として紡がれた、私ひとりだけの物語。
すべては、無駄なことなどなかったし、過ぎることも、不足なことも、何一つなかったと思う。」
という文章。
大宅さんの言葉をお借りすると、「選ばなかった道は、自分の道ではない」
だから、「選んだ道が、一番いい道」
なのだと、エッセイを読んで、あらためて思えた一日でした。