【キャリア共奏 第0069号】
キャリア・カウンセラーの濱野です。
一昨日に続き、私の手帳に書かれている言葉(文章)を紹介したいと思います。
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夢に日付を入れて、夢と現実の差を明確にし、その差を日数で割り、日々やるべきことをやり抜く。これによって、今日という日が変わり、結果として一日、一日と夢に近づいていく
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この言葉は、15年ほど前に立川の駅前のオリオン書房で手にした、一冊の本に書かれていた文章です。
「夢に日付を!~夢の実現の手帳術」
渡邉美樹 ワタミ株式会社 代表取締役・CEO(当時)
この時から、手帳をとても大切にし、手帳をスケジュール管理のためのツールではなく、
夢の実現、目標の達成のためのツールとして活用するようになりました。
なぜこの本を手にしたのかは覚えていませんが、きっと自分にとって必要なものだと直感が働いたのかもしれません。
あるいは、当時、人生のどん底を経験していた自分にとって、「夢実現」という言葉が、闇から抜け出すための、一筋の光に見えたのかもしれません。
この本を繰り返し繰り返し、おそらく30回以上は読んだでしょうか。
考え方も、やり方も全てを真似して実行していくことで、いつしか、どん底から抜け出せたこと。
これは、紛れもない事実であり、私が身をもって経験したことです。
今では、手帳の形も、活用の仕方も、本に書かれたオリジナルとはだいぶ変わり、自分なりのカスタマイズが加わっていますが、
自分のため、自分の成長のための予定を、あらかじめ先まで入れて時間を確保しておくこと。
一週間の終わりに、月のスケジュール帳から、週のスケジュール帳に、やるべきタスクを書き移すこと
(以前は、毎晩、週のスケジュール帳から、デイリーのスケジュール帳に書き写すことまでやっていましたが)
そして、やるべきタスクが終るたびに、時々刻々と赤いボールペンで、タスクを消し込むこと
この習慣だけは、15年間、毎日、毎時、休むことなく続けています。
そして今日、また一つ、(中間)目標を達成できる目途を得ることができ、夢に一歩近づくことができました。
本当は、この夢の日付は、2019年でしたので、余計に時間はかかっていますが、少なくとも夢には近づいています。
人からは、とても窮屈なことをしているように見えるかもしれません。
夢に日付を入れて日数でわり、日々やるべきことを、やり抜くなんて・・・
でも、窮屈なこと、コツコツと継続することの先にしか、自分の夢の実現はない。
少なくとも自分の夢の実現はなかった。
だから、やらされているのでなく、自分からやりたいと思う。
全ての夢に、日付が入るとは思っていません。
本当に自分のありたい姿というのは、ある日が来たら達成できました というものではなく、ずっと追い続けるものだと思っているから。
その、ありたい姿を追い続ける過程が、私の人生、私のキャリアそのものなのかもしれません。