キャリア・カウンセラーの濱野です。
昨日は、
日記を書くこと、文字として表現することで
客観的に、少し外側から自分自身を眺めること
についてお話しました。
今日は、
逆に、文字として表現することで、
自分の内面に深くアクセスすること
について、お話しします。
例えば、
突然に誰かを亡くした時に、現実味が無く
悲しむことすら
感じることすら
できないことがあるかもしれません。
それは、
現実を、ちゃんと受け入れられていない状態、
なのだと思います。
そんな時、「今ここ」の気持ちに留まって、
思い出を、今の気持ちを、伝えられなかった感謝を、
文字として表現してみてください。
少しづつ、自分の内面で起きている心の動きを感じられるようになり、
今の気持ちが、体の内から、溢れ出てくるのがわかります。
悲しい気持ちかもしれない、感謝の気持ちかもしれない
涙が止めどなく流れている自分に、気付くかもしれません。
「今ここ」の気持ちに留まり、それを言葉として、文字として
自分自身が見えるようにすることは、
自分の気持ちに向き合い、増幅させる効果があるように思います。
結果として、激しくなることもあるでしょう。
でも、その激しさが過ぎ去った時、
そして感情を外に出しきって、落ち着いた時、
穏やかな自分を、見つけられるようになっているのではないでしょうか。
日記を書くことのように、
過去を振り返ることを意識した時間の中では、
文字として言葉として表現し、自分から一旦、外に出すことで、
客観的に、少し外側から自分自身を眺めることができようになる。
逆に、「今ここ」の気持ちに留まることを意識した時間の中では、
文字として言葉として表現し、自分自身が見えるようにすることで、
内面で起きている本当の気持ちに、自分自身がアクセスできるようになる。
そんなふうに、思います。