キャリア・カウンセラーの濱野です。
本屋さんの匂いが好きです。
amazonで本を注文することが多くなった今でも、
時々、ふらっと足を運びます。
この週末も、素敵な新刊に出会いました。
「時間はくすり~やさしくなれる処方箋~」
比留間榮子さん。 世界最高齢96歳の現役薬剤師さんです。
真っ白なブックカバーと
比留間さんの優しい微笑みが飛び込んできて、
思わず手にとっていました。
言葉のくすりをそっと手渡して頂いた感覚。
お薦めの一冊です。
一部ですが、紹介します。
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人も世の中も変化し続けるものだから、
「昔はよかった」という言葉を使わない人でいたいと
いつも思っています。
昔には昔の、今には今の、よさがあるからです。
・・・略・・・
思うに、誰かに「伝える」には、相手と同じく、
今の時代を生きているかどうか、がとても大切な気がします。
今を見ていないのに「昔はこうだったのよ」と、
自分の時代を押しつける「昔の人」にはなりたくないなぁと思うのです。
知らないことを、知りたい。
自分の今を、少しでもよりよくしたい。
学んだことを、使ってみたい。
今を生きる人間として、今をいつも知りたい。
そんな気持ちがある限り、人はいつだって、
好奇心の羽を広げることができる気がしますし、
何より、そんなふうに今日という1日を生きることは
とても楽しいことです。
・・・略・・・
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戦争も経験し、戦後も経験し、
楽しいことばかりの人生ではなかっただろう
と思います。
それでも、
素敵な「今を生きてきた」
素敵な「今を生きている」
方なのだと思いました。
温かい気持ちになれた、週末でした。
ありがとうございました。